2017-04-21から1日間の記事一覧

ライ麦畑でつかまえて - J・D・サリンジャー(1951)

『ライ麦畑でつかまえて』は、勿論良い意味での、有り触れた物語である。だからこそ多くの共感を呼び、長らく皆に愛される小説なのだと、おれは考えている。 物語の随所に、語り手であり、主人公であるホールデンの心情吐露が見られる。それは、汚れた大人社…